2006-01-04

「祝福」その2

まだ日本にいる時、ペデルセンという人の書いた「イスラエル」という本を買いました。
旧約聖書の世界観を詳しく書いている本です。
当時絶版で(たぶん今も)、元々3800円の本が、1万円くらいしたと思います。
でも、なかなか出ない本だったので、いい買い物をしたと今でも思っています。
(今、ちょっと探したら、1万5千円で売っていました。)
その中の「祝福」というところにこう書いてありました。

「たましいは、力がたっぷりしみこんだ一つの全体である。
たましいが及ぼす範囲に関する限り、その中心やその周辺に働くのは、
いずれも同じ力なのである。
その力は、自らを維持し、この世に自らの働きをするために、
たましいを成長させ、栄えさせる力である。
いかなる生きものも、それなくしては存在し得ないこのような活力を、
イスラエル人は祝福と名づけた。」
(ペデルセン著「イスラエル」255ページ)

やはり、「祝福」はモノ、ではなくて、
私たちの内側に与えられるものなんですね。
何となくそうかな、と思っているものが、このように学問的に確認されると、
確信を持って語れるようになります。感謝。

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