2011-10-18

ないちゃうよ。

またまたちょっと間が空きましたね。
「無理しない」がテーマだから、
もうすっかり日常は戻っているのですが、
なかなか更新までは・・・です。


明日は大雨です。
川があふれるようなことはないと思いますが、
道路の冠水とか、ご注意を。


自分はP教会のK先生みたいに、
礼拝の説教の中で感極まって涙ぐむ・・・ということはあんまりないのですが、
時々妙に涙もろくなるときがあります。


昨日もそうでした。


朝のニュースで気仙沼で「来て見てください」というツアーをしているというニュースを見たり、Facebookで松田先生がおそば屋さんのお父さんと話したことを書いているのを読んだり・・・


それで、ボロボロだったんですが、
それも、このところ、ずっと福島のことを考えているからかな、と思います。


日本訪問の報告の中でも、
あまりに悲しくて、そのことに触れるのがためらわれて、
書いてきませんでしたが、日曜日の週報にやっと思いを綴りました。


昨日の夕方にトロントから訪問してくださった方も、
福島出身で、ご家族が今も住んでおられて、いろいろお話を伺いました。


本当に先の見えない、何が起こっているか見えない、
何を信じていいかわからない、
「立ち上がろう」と思うにも土台もまだ作れない、
そんな戦いの中におられる方々。


遠いところにいる私のような者が、そのことに触れるのもためらわれる、
でも、ちゃんと発信していかなければいけない、
決して無関心ではない、できる限りのことをしたい、
そのことを伝えていかなければいけないと思わされています。


だから、一つリンクを。


朝日新聞の連載だったようですね。


〈プロメテウスの罠〉防護服の男


このような中で逃げてこられた皆さんがおられたことを、
今まで「知らなかった」「知ろうとしなかった」罪を告白します。
このようなことに怒ってこなかった自分を恥じます。


イラク戦争の開戦のときも、自分は「大統領は自分の知らないことを知っていて判断しているんだから・・・」と思っていましたが、今回も、それと同じように思っていて、そういう考え方の愚かさをも思い知らされました。


情報を持っている人たちが正しいことをするとは限らない、反対に、それを自分の身を守るために、利用しているだけかもしれない、ということを覚悟しなければならないと思わされました。


大学の時に今は死語のようになってしまった「解放の神学」も読んでいましたが、その頃、冷めた目で見ていたその言葉が迫力を持って迫ってきます。


「声を上げないことは、政治的な中立、なんかではない。権力者に味方しているのと同じだ」