2007-11-05

私たちの国籍は天にある

今日は、朝は2度くらいまで下がりましたが、
昼間は穏やかな一日でした。

でも、それも今日まで。
今、夜の10時ですが、もうすぐ雨が降ってきます。

そして、明日の朝には上がって、
それから寒くなるようです。

今朝は我が家で地区の牧師会だったのですが、
そんな、バタバタしていた朝早く、15年前、日本で副牧師をしていた時の、
若者仲間が長い闘病を終えて、天に召されていったニュースを聞きました。

あのころ成人式を迎えた頃だったかな、元気で、
でも、体の弱さを抱えたお母様が、倒れたり、
大変なことがたくさんあった、
そんな中でも、祈りながら、明るく歩んでいた、
スポーツの得意な女の子でした。

うちの息子が生まれた時にも、真っ先に会いに来てくれたのも彼女でした。

そんな彼女の病気がわかったのは、
僕らがアメリカに来てからだったと思います。
慢性的な病気だと知りつつ、
やっぱり同じ教会の仲間で一緒に歩んでいた若者と
結婚したのは7年前。


彼は、よく、月曜日の朝、寝坊している私たちの家に、
「よお、会社さぼって遊びに来ちゃった!」と、
話をしに来る、楽しいヤツでした。


とても、優しい夫になったみたいです。


結婚してからも、ほとんど入院生活のような中で、
仕事も変えて、彼女を支えていました。

毎年、一番にクリスマスカードをくれました。
それも、一つ一つ手作りの。




このサンタも、折り紙です。
この雲は脱脂綿。
画用紙を切って、シールを貼って・・・
毎年送ってくれていました。

去年も、私の一時帰国の時に、
病室で大喜びで迎えてくれました。

そして、どれだけ、ご主人が、周りの人たちが、
よくしてくれているか、いろいろ話してくれました。
「うれしいねえ」を連発していました。

夜、去年のクリスマスカードの山から
探し出しました。
このカードもう来ないんだな。
と何度も手にとってはテーブルに置いて・・・。

でも、「私たちの国籍は天にある」です。

天にお送りしたお一人一人を思い出しています。
天国がまたちょっと近くなった一日でした。

彼の上に神様の慰めがありますように祈ります。
そして、学院教会で一緒に歩んだ仲間たちにも・・・。


さて、今日の聖書です。
今日は使徒の働きの24章でした。

「数日後、ペリクスはユダヤ人である妻ドルシラを連れて来て、パウロを呼び出し、キリスト・イエスを信じる信仰について話を聞いた。 しかし、パウロが正義と節制とやがて来る審判とを論じたので、ペリクスは恐れを感じ、「今は帰ってよい。おりを見て、また呼び出そう」と言った。」
24-25節。

パウロのメッセージに恐れを感じて、
逃げたペリクス。

無理もないよなあと思います。
自分もそんなに得意な分野ではありません。
その話になったら、耳をふさぎたくなるのもわかります。
「もう、いいよ、その話は・・・」という感じだったのでしょうか。

でも、耳をふさがなくていい、
それが福音です。

耳をふさがなくていい、
イエスが十字架で私たちの罪を負われたから・・・。

耳をふさがなくていい、
神様は信じる者に、その力を与えるから・・・。

逃げなくてもいい。大丈夫。主は私たちを受け入れてくださるから。

福音のメッセンジャーであるとは何という幸いでしょうか。

主よ、
私たちは「正義」とか「やがて来る審判」とか、
苦手です。
自分で受け取ることも苦手です。
語ることも苦手です。

でも、恐れる必要がないことを感謝します。
イエスの十字架の故に、
「正義」も「最後の審判」も恐れる必要がないことを、
感謝します。

それについて語る時も、それが「十字架への道」ですから、
逃げないで語ることができますように。

2 comments:

  1. かきごおり先生
    気がついたら、家の前の公園の桜の木が
    綺麗に紅葉しています
    NJは、これからドンドン寒くなりますね

    通読箇所は、日課で必ず読んでいるんですが、
    ここ数日なんか、上の空でダメです・・・
    そんなときは、聖書を一度閉じて
    くじ引きのように、エイと開きます
    出て来た御言葉を読む事にしています
    昨晩は、マタイの7章でした
    「さばいてはいけません」からのところ
    知らず知らずのうちにさばき、そして、愚かさを露呈している自分がいます(>_<")
    友達のことで、これは、さばいているなって自分自身思っていたことがあったので
    神様からのお知らせだって思いました

    「私たちの国籍は天にある」
    私が、クリスチャンになって、最初に思ったのが
    「うわ~~~い 世界中に兄弟姉妹が出来た!!私たちの国籍は天にある^^そこで、いつかは、兄弟姉妹に会えるんだな」でした
    凄く嬉しい気分になったんです
    希望がありますよね

    クリスマスカードの季節が近づいていますね
    もう、今年は、届かないと思うと寂しいですね・・・
    手作りのかわいいカードとても素敵ですね
    私も昨日少し買ってきましたが、
    手作りのカード、私も挑戦してみたくなりました

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  2. 旧ジャージーさん、

    >気がついたら、家の前の公園の桜の木が
    綺麗に紅葉しています

    ここもずいぶんきれいになってきました。でも、今から15年前の最初の秋が一番きれいだった記憶があります。それは自分が初めてだったので、印象深く残っていることもあると思いますが、長くNJに住んでおられた方も、「今年は特別だ」と言っておられました。

    >神様からのお知らせだって思いました

    素直にそのように受け取れる、旧ジャージーさんはすごいと思います。私は最近、頑固な自分を感じることが多いです。

    >希望がありますよね

    私も、NJに来てから、何人の「まだ若いのに・・・」という方々を送ってきたでしょうか?寂しさがないわけではないし、悲しさがないわけではありません。もっともっとこの地上で神様と共に歩む喜びを共有したい、と思ったことが何度あったことでしょうか。でも、いつも希望の光が輝いている。今、すべての先が見えない不安や病の苦しみから解放されて、主の許に休んでおられる、また御許でお会いできるんだ、という希望がどれほど大きいことかと思います。

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