2007-03-20

おごれるものも久しからず

今日は思いの外暖かくなりました。
10度くらいまで温度が上がり、雪解けも進みましたね。
あと少しです。
でも、今夜だけはちょっと冷えます。
今、夜の11時半ですが、ちょうど0度。
天気予報は軒並み-5度以下を予想しています。

明日の夜はNYですが、
まあ、今夜並み。
でも、夜半頃からは冷え込まずに、逆に暖かくなってくるようです。

木曜日からの暖かさが楽しみです。

今日の夜、ある方からお電話。
「今、月食じゃないですか?」との問い合わせでした。
そんなバカな・・・というのが最初の反応。
だって、月食は「満月」と決まっているのに、つい最近、三日月を見たからです。

そう、月食は月の上に地球の影がかぶさるのですから、太陽、地球、月の順番に並んで、月は光っている面をこっちに向けるので、絶対に満月です。逆に、日食は太陽を月が隠してしまうので、太陽、月、地球の順番に並ぶわけですから、月は背中を地球に向けているわけで、必ず新月です。ですから、三日月の時に月食は起きないのです。ちなみにこの前の満月の時にちょうど月食があったんですね。ここら辺は余り条件はよくなくて、話題になりませんでしたが・・・。

次は8月28日。こちらもアメリカ東部では明け方になってしまい、余りいい条件ではないみたいですね。

でも、その方どうして「月食?」と思われたのだろうと思って、外に出てみると、三日月の光っていない部分もうっすらと見えていました。確かに、月食の時はこんな感じですよね。どうして、今日はこんなに光っていない部分がよく見えるのかなあ、と思いました。よくわかりません。それと月の上に明るく輝く星が見えていましたが、これはたぶん、金星。

・・・と調べていたら昨日場所によっては「部分日食」だったんですね。それは知りませんでした。

でも、あんなに明るい金星も、月も、確かにそこに輝いているのに、昼間は全然見えない。私たちの日々の歩みの中でも、たしかにそこにおられる神様が他のものにかき消されて、見えない時があるんですね。でも、私たちが気がつかなくても、確かにそこにおられる。それを信頼して歩みましょう。

さて、今日も黙示録。
今日は18章を読みました。
いよいよ終わりが近づいてきました。
今日は昨日紹介した「この女」への裁きのところです。
栄華を極めた大都市が、滅びるのです。

その中で、この言葉が心に留りました。
「あれほどの富が、一瞬のうちに荒れすたれてしまった。」17節の言葉です。

この時代の教会は迫害され、地下に潜っていました。
立派な会堂を建てることも許されず、
大々的に集会の宣伝をすることもできず、
人々の気に入るプログラムを持つこともできず、
クリスマスやイースターのパーティーや、
ピクニックや、子ども達のキャンプや、バザーをすることもできませんでした。

そして、それとは対照的に、彼らを取り巻く社会は繁栄を楽しんでいる社会でした。

それでも、教会には光がありました。
人々の嗜好におもねるのではなく、
厳しい迫害の中でも、
ホンモノを持っている教会は人々を惹きつけていきました。

今の教会に必要なのはその冷静さと、
ホンモノに対する飢え渇きと、
ホンモノを持っているのだという自信ではないだろうかと思います。

栄華をほしいままにした、大都市も滅びるのです。

この時代のローマ(ここではバビロン、と言われているけれども・・・)が
やがて衰退していく、などと当時の人はまったく考えられなかったでしょう。
ちょうど、今のNYが、アメリカがいつまでも繁栄するかのように私たちが思っているのと同じように・・・。

だから、淡々と単純に、福音を語り続ける者でありたいと思いました。
流行を追うのではなく、人々の関心を買おうとするのではなく、
単純に今まで通りに、大胆にキリストの福音を語り続ける者でありたいと思います。

主よ、
この大都市も、やがては衰えていくのでしょうか?
この国も、いつの日にかは衰えていく時があるのでしょうか?
信じられません。
でも、歴史はそれを暗示しています。
どうか、周りに振り回されない確かなものを握っていくことができますように。
確かなものを語っていくことができますように。
単純に語り続ける者でありますように。

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