2011-12-21

アドベント聖書日課12/21

さて、今朝はルカによる福音書2章1-7節を読みましょう。

 「初子を産み、布にくるんで、飼葉おけの中に寝かせた。客間には彼らのいる余地がなかったからである。」7節。

ここは日曜日の礼拝の中でも読まれたところです。
昨年のキャンドルライトサービスでは「想定外の出来事の中に神様のメッセージが隠されている」ということをお話ししました。ヨセフとマリヤの人生にとって、処女懐胎も、このタイミングでの出産も、想定外だったでしょう。そして、このタイミングで人口調査があり、またそれも、自分の祖先の町で登録するなんてことになることも、本当に生活が乱されることだったと思います。しかし、そこに、その現実の中に、イエスはお生まれになり、神の愛の究極が顕わされたのです。

そして、わたしたちはそれから2ヶ月余たった、3月11日から、何度も何度も「想定外」という言葉を聞かされることになったのです。それはわたしたちの想定を超える「想定外」でした。やはり、わたしたちは心のどこかで、「想定外のことがあっても、この程度のことだろう」と思っている範囲があるんだと思います。しかし、神様はしばしば、わたしたちをその「想定の範囲の『想定外』」から本当の「想定外」に引き出されます。それは本当に悲しいことだったり、戸惑うことだったり、怒りを覚えることかもしれません。神を信じることさえ困難になることかもしれません。しかし、そこにこそ、神のメッセージが隠されているのです。人間の準備の範囲を超えたことの中に、自分の限界を知り、神と出会うチャンスが与えられるのです。

今日も、もしかしたら、想定外の出来事に巻き込まれる方々もおられるかもしれません。
もしも、そんなことが起こったら、思い出してください。神様はあなたに特別なメッセージを持っておられるのです。

祈りつつ。

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