2010-05-19

二つほど。

また日付が変わってしまいましたが、
今日は寝てたわけではなくて、
ほんのさっき帰ってきたから。


早く休みますが、
忘れないうちに思わされたことを2つほど。


一つは「博士の愛した数式」から。


直線は紙に書いたときには、直線ではない、
最初があって最後があるのは「線分」であって、直線ではない。
そして、紙にかかれた線はどんなに細く書いても、それには太さがあるから、
厳密な意味で、直線ではない。


完全な直線は、私達の心の中にだけある。


そういう意味の記述がありました。
何かとても神聖なものに触れたような気がしました。
完全な直線は書かれた瞬間に完全な直線ではなくなる。


本当だ。


じゃあ、教会や神様はどうだろうかと思いました。


教会もこの世に置かれた瞬間に、
それは完全なものではなくなる。


神様も「こんな方だ」と説明された瞬間に、
神様ではなくなる。


さて、本当の神様は「心のなかにおられる」となると、
それもまた本当ではなくなる。
私たちの心の中に縛られた瞬間に神様ではなくなる。
神様は私たちのちっぽけな頭やちっぽけな心には入りきらない大きな方。


じゃあ、教会は?
そう、教会は反対に心のなかにある教会、というのは、
実は本当の教会じゃない。
本当の教会は、いつでもこの世に存在する不完全な存在。
その不完全な教会を、聖書は「キリストのからだ」であると言う。


とてもおそれおおい話だと思う。
不完全な教会を「わたしのからだ」と呼んでくださることの恵みを感じる。


もうひとつは日付が変わったので昨日になりましたが、お会いしたある方がいわれていたことば。
「信じることの恐ろしさ・・・」
これは本当に深い言葉だと思いました。


ほんとに信じるとは恐ろしいこと。
それが人生を決め、歩みを決め、生活を決め、
お金や時間の使い方を決めていく。
いや、人生自体の使い方を決めていく。


信仰者として、そして、また信仰者を励ます者として、
信仰への招きを語る者として、
決して忘れてはいけない言葉だと思いました。

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