2006-12-14

キリストのしもべ

今日も予告通り、暖かい日になりました。
明日も暖かいです。

このままずっといって欲しいと思いますが、
さすがに20日過ぎくらいから、ちゃんと冬になるみたいです。
先週のように-8度Cまで下がるかどうかは別として、
朝晩は氷点下くらいにはなるみたいですね。

今日のキッズクラブはまたたくさんの仲間が来てくれました。
楽しい一時を持ちました。
定着したメンバーも結構いて、いいですね。
「クラブ」って名前をつけたのにも、
そんな気持ちを表しました。
「いつもの仲間が集まる」みたいな。
もちろん、新しい仲間がどんどん増えるのを楽しみにしていますが、
いつものメンバーが「行っても行かなくてもいいや」じゃなくて、
「絶対毎月行く!」と思うような集会をやっていきたいと思っています。

サンタクロースのこと、ちょっと考えるところがあると昨日書きましたが、
Operation Santaに興味をもったのは、
長男が小さい時に、自分は、
「サンタさんはね。お父さんやお母さんがプレゼントを買えないお友達のところに来るんだよ。うちはお父さんやお母さんが買って上げられるから、来ないんだ」と話していたからです。

なんで、そんな説明をしていたかというと、
自分が子供の頃、サンタさんが来る、という経験がなかったので、
自分の子供に、自分が買ったプレゼントを「サンタさんからだよ」と言うことに、
なんかしっくり来ないものを感じていたからです。

子供がどのように受け取るか、想像が出来なかったので、
ちょっと恐れがあったというのが本当のところでしょう。

自分に、「懐かしい、暖かい思い出」として、サンタさんからのプレゼントを待ちわびた、
という経験があれば、「自分の子供にも味わって欲しいなあ」と思うでしょうし、
何歳くらいで、「もう、来なくなっちゃったね」と言ったらいいのか、見当がついたと思います。

でも、そんな経験はなかったので、
最初に書いたように説明して、「うちはお父さん、お母さんが買ってあげるからね」
と、お父さんお母さんからの・・・ということをはっきりさせてプレゼントをしていました。

まあ、問題は息子にいろいろ友達が出来て、
友達の家に遊びに行くようになって、
いろんなおもちゃをたくさん持っている友達から、
「サンタさんにこれもらったんだ!」という話を聞くようになって、
話のつじつまが合わなくなってしまったことでした・・・。

で、後からの言い訳になりますが、サンタクロースのモデルになった、
3-4世紀に今のトルコにいた聖ニコラスが貧しい子ども達に施しを与えた、
という逸話に照らし合わせても、自分の説明はあながち間違っていたわけでもないと思っています。

でも、現実の社会では、
やっぱり、私が息子に言ったこととは反対に、
「経済的に余裕のある家の方にサンタさんが来て、貧しい子には来ない」
という、とんでもない矛盾があるように思うんです。
そう、そうすると、私は「嘘つき」になってしまうのです。

だから、私も自分がサンタさんになれないかと思ったのです。
決して特別豊かではないけれども、
何にも子供に買ってあげられないなんてことはない、
そんな家庭を営んでいる者のひとりとして、
自分の子供のためにではなくて、
何かの事情があって、お父さん、お母さんからプレゼントを
受け取ることが出来ないような子ども達のために、サンタさんになれないかと思ったのです。

そして、おもちゃのあふれている今の子ども達にも知って欲しいのです。

「受けるよりも、与える方が幸いである」というイエスの言葉を。

さて、ちょっと長くなりましたが、ここら辺で今日の聖書。
今日はコリント人への第2の手紙の11章を読みました。

その中のパウロの熱い言葉が心に留りました。
「だれかが弱くて、私が弱くない、ということがあるでしょうか。だれかがつまずいていて、私の心が激しく痛まないでおられましょうか。」29節。

これはまたすごい言葉だと思いました。
パウロは「自分はキリストのしもべだ」と言い切って、
その中で、「自分はこんなことを経験してきた」と書く中で、
このように語っています。

キリストのしもべは、イエスさまが感じられたように、
人々の痛みを、自分の痛みとする、
人がつまずく時に、自分自身が痛みを覚える、
誰かが信仰的に弱くなった時に、
自分自身の内に弱さを感じないではいられない。

自分はキリストのしもべだろうかと思いました。
愛の足りない者だと思いました。
自分はこのパウロのように、

「彼らはキリストのしもべですか。私は狂気したように言いますが、私は彼ら以上にそうなのです。」23節

と言えるだろうか?
その様に思いました。

主よ、
パウロの言葉に圧倒されました。
私もあなたのしもべです。
人の痛みを感じる敏感さを与えて下さい。
人が弱さを覚えておられる時に、
そのことを聞かなくても、感じ取れるほどの感性を与えて下さい。
その様な人に対する愛を与えて下さい。

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