いつだったか、のんちが電話でいきなり、「ねえ、『うこっけい』ってしってる?」と聞いてきた。
何を隠そう、知っている。
烏骨鶏・・・カラスの色、つまり真っ黒な肌や骨をした鶏だ。ウィキペディア「烏骨鶏」
「へええ、どうして、どこで知ったの?」
・・・何を隠そう、「美味しんぼ」だ。
もちろん、見たこともなければ、食べたこともない。
「美味しんぼ」のおかげで、見たことはない、味わったこともないけど知っている、わかったつもりになっている、おいしいんだって勝手に思い込んでいる、という、それが聖書の話、神様の話だったら、「そんなのダメですよ!」と声を上げてしまうだろう、というそういうものがたくさんある。フォアグラやトリュフ、カラスミ、などなど。この烏骨鶏もその一つだ。
なんでのんちが聞いてきたのかと言うと、
避難所で仲良くなったおばちゃんが「烏骨鶏の卵食べて」と持ってこられたそうだ。
さすがに、援助で行っている身なのに、避難所生活をするほどの大変な思いをしている方から、そんな貴重なものをいただくわけにはいかない。丁重に辞退したが、どうしても・・・とおばちゃんは言う。それで、リーダーのドクターが「じゃあ、感謝していただきましょう」と言ってくださって、いただいたそうだが、(のんちの口に入ったかどうかは知らないが)、調べてみたら、「産地直送、激安価格」で1個170円!あるサイトでは10個5000円!
まだ値段の話はのんちにしてないけど。
ひえええ、おばちゃん、よっぽどうれしかったんだね。
火曜日はのんちがずっと奉仕してきた避難所、とりあえず最終日(もしかしたら、あと2回くらい行くかも・・・らしいけど)。忙しくて、ほとんど人と話す時間はなかったらしいけど、その烏骨鶏のおばちゃんがやってきて、「あんたのこと忘れないからね」と言ってくれたらしい。夫の私からもありがと。そんなに喜んでもらえてよかった。でもね、のんちのことは忘れてもいいから、イエス様のこと、もっともっと知ってほしいな。おばちゃんのいちばんの力になってくださる方だから。
のんちはとりあえず、塩釜での働きは火曜日までで、水曜日はそのまま病院の中で休養日。
木曜日からどうするかはまだ最後の調整をしているようですが、
とにかく石巻にいくことになりそうだということです。
一度仙台に出てから路線バスで行くのか、
塩釜から行く人の車に乗せてもらうのか、
いろいろな可能性があるみたいで、
なんだか、最近毎日「今日中に明日のことを決める」という日々が続いています。
みなさんのお祈りに心から感謝して。
さて、今日の聖書。
今日はマルコ13:1-13。
「それは彼らに対してあかしをするためです。」9節。
これはまさに、昨日書いた世の終わりについてイエスが話をされているところです。
そこに起こることは、「偽キリスト」「戦争」「地震」「飢饉」そして、「迫害」、「対立」。
どれも、驚くな、慌てるな、そういうことは起こるから。起こるんだから。
そして、すぐ終わりが来るなんて思うな、とも言われました。
その中で、イエスは特に「迫害」について、どう対応するか、詳しく語られました。
それは「証をするチャンスだ」「恐れるな」「聖霊があなたに何を語るか、教えてくださるから、それを頼りにして行け」と。
なんという励ましでしょうか?
わたしたちは「迫害がない」ことをどこかで求めています。
でも、必要なのはそうなんじゃないんでしょうね。
迫害の中でも、聖霊様の守りによって、導きによって歩んで行けること、それが大切なんだと思います。
困難、嵐、闘い、それがないことよりも、
その中で、イエスが持っておられたシャローム(平安)を、
わたしたちも持たせていただきたいと思います。
主よ、
どうか、嵐を恐れるのではなく、
困難から逃げるのではなく、
嵐の中で、困難の中で平安が与えられますように。
力が与えられますように。
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