飛行機の中その2。
今アラスカ上空にさしかかったところです。
アラスカと言えば思い出すことがあります。
今から11年前かな。
学生でNJに住んでいました。
このころはほとんど毎年、日本に帰ってアルバイトをして学費と生活費を稼いでいました。
といっても、国家資格を持っているカミさんの方がすぐ決まって、
私の方は日曜日の新聞に折り込まれる求人情報から短期バイトを探したり、
お中元バイトをしたりしていました。
翻訳の仕事もちょっと・・・。
そんなんだったので、
一度、なるたけ安く帰ろうと、Korean Airのソウル経由便というのを使いました。
直行便より、ひとり100ドルくらい安くて、4人で400ドルくらい。バカにできません。
でも、1歳と4歳を連れて、さすがにきつかったですね。
九州の方とか、成田経由もソウル経由も変わらないでしょうが、
どうせ成田に行くのに、何でソウル経由?って感じでした。
行きは、JFK→ソウル→成田だったのですが、
帰りは、成田→ソウル→アンカレッジ→JFKだったんです。
それで、アンカレッジの空港内でぶらぶらした、それが唯一のアラスカ経験です。
これからはオーロラの季節でいいんでしょうが・・・いつか見てみたいです。オーロラ。
本題はこれから・・・
この時、チケットを買ったのが、
新聞に載っていた無名の旅行会社。
それもクレジットカードは取り扱わない、と言います。
あやしい。
そんなの絶対にやめたほうがいい・・・と今では思います。
でも、このころ、やっぱり400ドルに目がくらんでしまったんですね。
3000ドルか2600ドルかって感じなんですが、2600ドルを取ってしまったんです。
チェックを送ったのですが、
チケットが待てど暮らせど送ってこない。
電話をすると、「明日送るから・・・」
3日経っても送ってこないから、もう一度電話すると「明日送るから・・・」
そば屋の出前状態・・・(おそば屋さんゴメンナサイ、本気ではないですよ。慣用句です。)
もうそれからは毎日電話しましたよ。「今日送ったか?」「明日送る・・・」「今日は送っただろうねえ」「明日送るから・・・」
これ以上待ったらヤバイ、というか、もう飛行機まで何日もない・・・
とうとう、「いいから、取りに行くから・・・」とNorth Bruinswickのオフィスまで取りに行きましたヨ。
ところが受け取ったチケットは見たこともない、「手書きのチケット」。
「ホントに大丈夫かい?」と飛行機に乗るまでハラハラしました。
無事に乗れた時、どんなにうれしかったことか。
でも、話はそれでは終わりませんでした。
8月の終わりにNJに帰ってきたのですが、
10月か11月か、警察から手紙が来ました。
「North Buinswickの××旅行会社を営業していた○○は、詐欺容疑で摘発された。オフィスを捜索したところ、あなたの名前が顧客リストにあったけれども、あなたは被害に遭わなかったか?」
ぞっとしましたねえ。
そして、しつこく「まだか」と電話し続けてよかったと思います。
それから、新聞広告は信じません。どんなに安いチケットが出ていても、信じません。
「クレジットカードは取り扱わない」という旅行社は決して使いません。ってゆうか、今は日系しか使っていません。
長くなりました。
水曜日の聖書。
ヨハネによる福音書13章を読みました。
最後の晩餐に入りました。
イエスが弟子たちの足を洗って、そして語られるところです。
「あなたがたに新しい戒めを与えましょう。あなたがたは互いに愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、そのように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。もしあなたがたの互いの間に愛があるなら、それによって、あなたがたがわたしの弟子であることを、すべての人が認めるのです。」
この34-35節のイエスの言葉が心に留りました。
愛し合うこと。
それがイエスの弟子のしるし。
まず、夫婦のことを考えました。
愛することを教えてください。と主に祈りました。
そして、教会の皆さんのことを考えました。
自分のことで精一杯になりやすい自分。
本当に人を愛することを教えてください、と主に祈りました。
そして、NJに住む日本語を使う方々のことを思いました。
もっともっと神さまの愛を伝えたい、出会いの場を与えて欲しいと祈りました。
日本の方々のことを思いました。
祈ること、声をかけること、お便りをすること、お電話をすること、
具体的に何かをすることの大切さを思わされます。
主よ、
愛することを教えてください。
あなたが私を愛してくださったその愛で、
人を愛することができますように。
あなたが愛してくださったような愛し方を私にもさせてください。
自己中心な者です。
自分を与える愛を与えて下さい。
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